スキーはオワコンレジャーか? 国内スキー場再生してほしい話

2年前にスキーを再開しました。
四半世紀ぶりです。

人生後半楽しみだね、と思っていたら

北海道内のあちこちからスキー場閉鎖、休止のニュースが続々と入ってきます。

金かかるスポーツだもんな。

北海道のスキーリゾート地なんてほとんど利用者は外国人だもんね。

やれやれ、という話です。

スキー人口は減っている・・・のは確かだが

スキー人口が減り続けていると言われます。

バブルの最盛期(私をスキーに連れて行って!!!)に1800万人くらいだったのが600万人以下になろうとしているとのこと。

https://rutenzanmai.com/ski-snowboard/ski-snowboard-population/

https://rutenzanmai.com/ski-snowboard/ski-snowboard-population/

出典:レジャー白書(公益財団法人 日本生産本部)

https://www.jpc-net.jp/leisure/

スキー・スノボ合わせても当時のスキー人口の三分の一ですからこれは確かに激減です。

ただ、このピークの1800万人って数字がどういう数字かと思って見直してみました。

これは長野オリンピックの開催された1998年のスキー・スノボ人口です。

でもその15年前の1983年頃は600万人くらいで、1987年までも300万人くらいしか増えていません。

つまりスキー人口そのものがバブルそのもので、今後も減り続けるリスクは大きものの現状はバブルの前に戻ったとも言えます。

スキー人口を支えてきた層を考える

年間50日以上の滑走日数に達するコアなスキー愛好家には3タイプあると思います。

  1.  スキーリゾート地で働いているサービス提供者、業界人など
  2.  スキーリゾート地に年間複数回足を運ぶコアユーザーズ
  3.  雪国圏域でこまめにスキー場に足を運ぶスキーファン

1はそれを仕事にしている人たち。旅館のオーナーやメーカーの方たちです。
選手やメーカーサービスマン、インストラクターやパトロール隊。

スキー場は主戦場で確かに利用しますが、どちらかというとサーズ提供者サイドなのでスキー場にお金はあまり落としません。地元優待その他で提供サイドとして優遇される方も多いはずです。

もちろんこうした方たちの活躍でレジャースポーツが成立しています。

2はこうしたリゾート地に足を運ぶユーザー。
あくまでも顧客としての立場の方達。
日本人でも外国人でも原則富裕層です。

ただし、体験程度に数回行ってみよう、付き合ってみよう
という方たちが若者を中心に確かにいます。

バブルの時代のスキーブーム立役者はこの層でした。

実は客単価に相当する一人当たりの消費金額はそこまで高くなかったはずです。
格安スキーツアーにこぞって参加する大学生がメインだったと思います。

その数が圧倒的に多かったというのが実情ではなかったのかと考えます。

2のユーザー層は富裕層クラスも微減したでしょうが、後者の「若者体験してみたい層」が激減したと思われます。

3は実はバブル前からずっとスキーに親しんでいる非常にコアな層で特に北海道を始めとする雪組には多かったはずです。

必ずしもスキービジネスとは関わっていないという部分で1とは違います。

スキーを旅行を含むレジャーとは捉えておらず、冬場の日常スポーツと解している方達です。

北海道の地方都市には規模は小さいものの街中から数分でアクセスできるスキー場が数多くありました。

これらのスキー場は平日昼間は閑散としているにもかかわらず、平日のナイター営業時にはリフト待ちの行列が当たり前なくらい賑わうことがありました。

仕事帰りに一滑りするのです。
一回の滑走時間は短くても中には年間100日以上の滑走日数の方もいらしたりしました。

スキー人口変遷の過程で大きく増えて、大きく減ったのは2の人口です。それにより需要の変遷により1も変動しました。ところが3は前後であまり変動していない可能性が有ります。

現在は変動していないかもしれませんが「高齢化」しました。

これもスキーレジャー停滞の大きな要因です。

日本のスキー場事情


スキー場のタイプは大きく二つ

  1. 白馬、志賀高原、蔵王、ニセコなど世界に冠たる大型スキー場。コースが長くエリアも広い。リゾート地としてのアメニティの充実も求めれられる。
  2. リフトが2基、3基という小さなスキー場。雪国の地方都市の街中からのアクセスが良い。

日本はスキー場の数ではアメリカやヨーロッパに引けを取らないらしいです。

こんな小さな国土にと思いますが、スキー場の「数」というのがポイントです。
数の上では2のタイプのスキー場が圧倒的に多いのです。

北海道なんかは特にそうで、街の中心部から数分で行けちゃうところにスキー場があったりします。仕事帰りや仕事の合間にちょっと滑りに行く昨今のフィットネスクラブみたいなイメージです。

これが前出のコアなシティスキーヤーの御用達な訳だったのです。

箱庭型スキー礼賛の凋落

基礎スキーという言葉がありました。
綺麗に美しく滑る様式美を求める、みたいなスキーです。

地方都市のシティスキーヤーはナイターでレッスンを受けて、バッジテストを受験し1級を取得するがステイタスでした。

独特の理論に塗り固められた閉鎖的な指導論や指導者が崇められて、全国レベルでアルペンスキーとは完全一線を画したスキージャンルとして浸透しました。

この箱庭型スキーへの指向性は小規模スキー場へ通うスキーヤーたちに圧倒的な支持を受けました。環境とマッチしたのです。

スキーの楽しみかたは自由であるはずなのですが、そこに枠組みを作ることによって何らかの探究心を煽る「道」としての型の追求でした。それもまた自由だったということでしょう。

しかし、スキーのみならず教科書的な習い事としてのスポーツから楽しみとしてのスポーツへの一般的な指向変化が起きます。

また当時「金になる」基礎スキー業界にどんどんアルペンスキー引退者が押し寄せます。海外の関係者も技術選手権などの大会に参戦し始めます。

スノーボードが初めから比較的自由な風潮を醸し出している中で

  • 小さなスキー場
  • 短い距離を細切れに滑走するレッスン
  • フォームを追い求める価値観

は敬遠されていきます。

この箱庭型スキー愛好者はどんどん高齢化し、新しいファン層を取り組むことに失敗しました。

都会型小規模スキー場の可能性

  • 従業員の都合で朝は10時からじゃないとリフトは動かない。
  • 21時までのリフト営業なのに現場判断で20時半には照明消し始める。
  • 駐車場の案内不備。
  • 市価よりも高いジュースの自動販売機とレトルト食品のレストラン。

まずはこうしたアメニティの充実を図る必要があると思います。

ゴルフでいうならばコースと練習場があって練習場としての役割を果たすようなスキー場があっても良いわけです。

普段使いのスキー場と言っても快適さを追求すれば一定のコストは免れないかもしれません。立地や積雪にも大きく影響受けますしね。

利用者がどんどん高齢化しています。

ここを受け入れることはもちろん大切ですが「60歳以上リフト半額」みたいな企画だけでは限界ありそうですよ。

高齢者がいると若者が来ない、という意味ではなくてディスカウント戦略だけで本質をみなくなるからです。

若い人たちが金持っていないと言ってもフィットネスクラブや特定のスポーツ教室は人気あります。

前出リゾート型スキー場体験は無理でも雪国のシティ型小規模スキー場利用に誘えないでしょうか?

北海道小樽のSNOW CRUISE ONZEなんて結構いけてるように思えますが。

あらここも一度閉鎖してマックアースが買い取って再開してたのね。

うううん、とすると難しいですかね?
小規模スキー場の再生は。

せめてアルペンの聖地かもい岳スキー場くらいはどうにかなりませんかね?

クラウドファウンディングでカネ集めて運営に乗り出すところないかな?

http://blog.hokkaido-np.co.jp/sports-ryuji/2019/02/post-815.html

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